録音に必要なもの
まずは録音をするのに必要なものを揃えましょう。
手軽に録音するのであればマイク(iOSデバイス本体)とイヤホンがあれば大丈夫です。
①マイク(iOSデバイス本体)
録音するには欠かせないもの…マイクですね。
マイクを買わないといけないの?と思った方もいるかもしれませんが、GarageBandでは内蔵マイクを使用して録音ができます。
もちろんiOS版のインターフェースを使ってマイクを接続する方法もあります。本格的な録音をしていきたい方は、もちろん機材があった方がいいです。
しかし、iOS版GarageBandという手軽なものを使っているので、まずは内蔵マイクで手軽に録音してみましょう。
インターフェースを使った録音方法はまた別の記事で紹介します。
②イヤホン
イヤホンがあれば自分の歌っている声をリアルタイムに聞きながら(モニター)録音をすることができます。
使うイヤホンの種類によって録音に使用されるマイクが変わってきます。
マイクの付いているタイプのイヤホンを使うとイヤホンマイクが録音に使用されます。
逆にマイクが付いていないタイプのイヤホンを使うと内蔵マイクが録音に使用されます。
使用されるマイク | モニター | |
マイク付きイヤホン | イヤホンマイク | イヤホンから |
マイク無しイヤホン | 内蔵マイク | イヤホンから |
新しいプロジェクトを作成する
何をするにも、プロジェクトを作成しないと始まりません。
基本的に、1曲につき1プロジェクトを作成します。まずは新しいプロジェクトを作成していきましょう。
基本画面(タイムライン)の右上の ▼ を選択します。
My Songs を選択します。
右上の +ボタン か、書類を作成を選択します。
これで新しいプロジェクトが作成されました。
新しく録音する際にはプロジェクトを毎回新規作成しましょう。
ボーカル(マイク)のトラックを作成する
プロジェクトの中にボーカル(マイク)のトラックを作成します。
スワイプしてAUDIO RECORDERを選びます。
これでボーカル(マイク)のトラックが作成されました。
トラックの追加方法
ハモリなどでボーカルトラックを複数使いたい場合はトラックを追加しましょう。
まずはタイムラインに戻りましょう。
左下にある + ボタンをタップします。
そうすると先ほど説明したトラック作成方法の最初の画面に戻るので、またAUDIO RECORDERを選択します。
先程と同じ手順で追加するとトラックが下に増えていきます。
これでトラックが追加されました。更に増やしたい場合はこの手順を繰り返してください。
録音をする前に確認するべき項目
それでは録音をするにあたって大切な項目の設定をしましょう。
まずは前回の記事の5つの設定を済ませましょう。
まだ読んでいない方はこちらから
5つの設定ができたら、ベストな音で録音出来るように調整をしていきましょう。
ゲインの調整
録音をするにあたって、ゲインの調整はとても大切です。
この設定1つで最終的な音質にも関わってきます。より良い音で録音するためにはこの設定は欠かせません。
音の増幅。入力の音量のこと。
ゲインを上げれば端末に入力される音量が大きくなります。
簡単に言うと、どれくらいの音量で録音するかということ。
実際に音(歌声)を出してみて画面左側にあるメーターを確認します。
音がしっかりと入っていればメーターが振れるはずです。
そのメーターを見ながら画面左側にあるツマミを上下に動かしてゲインの調整をします。
ここで大切なポイントがあります。
一番大きな音(歌声)を出す部分で音割れがしない程度の一番大きな音量に設定する。ということです。
この時、マイクの位置や歌声の大きさなど、しっかりと録音をする環境と同じ状態でチェックをしましょう。
適正な音量の画面はこんな感じです。
小さな音で録音をあとから大きくするとノイズが乗ってしまって音質が悪くなってしまいます。
逆に大きな音で録音をすると音割れした状態で録音されてしまい、あとから音割れを直すことができなくなってしまいます。
適切な音量での録音を心がけましょう。
モニターの設定
モニターを使うことで録音を快適に行うことができます。
モニターを使うメリットとしては、自分の声を聴きながら録音することで正確な音量、音程を確認しながら歌うことができます。
オンにすると、録音をしている音(自分の声や楽器の音)をリアルタイムに聴きながら録音することができます。
モニターをオンにする
モニターをオンにするには画面の右下にあるモニターボタンをタップするだけです。
「off」が「on」に変われば設定完了です。
イヤホンが接続されていない状態ではオンにできません。イヤホンを接続した状態でモニターボタンをオンにしましょう。
モニターの音量を調節しよう
モニターの音量の調節はとても大事です。
最終的には自分が聴きやすく、録音しやすければいいのですが、下記の順番で調整するのがオススメです!
- 自分の普段の声量(音量)を確認する
- イヤホンをつけて自分の生の声量(音量)と聞こえ方を同じにする
- オケや伴奏、メトロノームの音量を調整する
まず、自分の声量(音量)を確認します。自分がどれくらいの音量で歌っているのかを覚えます。
次に、イヤホンをつけてモニターをオンにして、モニター音量を調整します。
モニターから聞こえてくる自分の声と最初に聴いた生の声とのギャップをできるだけ減らしていきます。
ここでイヤホンの有無での聴こえ方の差を減らすことで、無駄な力を入れて声を張ったりせずいつも通りの歌い方で録音することができます。
イヤホンから聴こえてくる自分の声の調整ができたら、最後にオケや伴奏の音量調整をします。オケの音と自分の声がバランスよく聴こえるようにしましょう。
さらにメトロノームの音量を調整して終了です。(メトロノームの設定方法は前の記事をご覧ください。)
オケに声を乗せる方法はまた後日記事を書きますのでそちらをご覧ください。
まとめ
ここまでの設定がうまくできたら、あとは録音をしていく作業になります。
今回の設定をしっかりしておけば、いつもの歌い方でリラックスした歌声が録れるはずです。
一切設定をせずに録音をすると、自分の声が聴こえにくい…リズムが取りにくい…なんてことになり、何回も再録音を繰り返すことになるかもしれません。
慣れてしまえば難しい全く難しい作業ではありません。
最初の一手間がとても大事なので、しっかりと調整してから録音に挑みましょう!
参考になったという方は、各種シェアよろしくお願いします!
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