使い始める前に設定しておくべき項目
GarageBandが使えるようになったので、早速録音をしたい気持ちはとてもわかります。
でも、設定をせずに始めてしまうと後々めんどくさいことになったりするのです。
あとから設定しておけばよかった…なんて後悔しないためにも、最初にしっかりと設定をしておきましょう!
今回の記事で紹介する設定は…
- メトロノーム
- テンポ
- 拍子
- 曲のキー
- セクション
の5つです。
まずはGarageBandのホーム画面といったら必ず開くのがここ!という画面を開いてみましょう。
いわゆるホーム画面(タイムライン)みたいなものです。
どの楽器を追加してもいいのですが、今回は設定の説明なのでとりあえずピアノを選択します。
前回開いた最初の画面の左下(Smart Piano)をタップしてみましょう。
画面が切り替わります。
コードの入力画面になると思いますが、その画面の左上にあるアイコンをタップして画面を切り替えます。
これでタイムラインが表示されます。
この画面がこれからよく使っていく画面になりますので覚えておきましょう。
それではここから設定画面を開いて1つずつ設定をしていきます。
右上の設定マークをタップして次に進みましょう。
メトロノームの設定
まずは、メトロノームの設定をしていきましょう。
GarageBandには正確なリズムで録音ができるようにメトロノームが備わっています。
設定を開いたらメトロノームとカウントインをタップします。
そうすると、メトロノームの各種設定が開きます。
メトロノーム系の設定はすべてここで行えます。
それでは、3つの項目に分けて説明していきます。
カウントインとビジュアルカウントイン
カウントイン
カウントインをオンにすると、録音ボタンを押してから指定した拍数(4拍子で設定したなら4拍)が録音前にカウントされます。カウント後、録音が始まります。
逆にオフにすると録音ボタンを押した瞬間に録音が始まります。
基本的にはオンをオススメします。
ビジュアルカウントイン
オンにすると下記のようにカウントインの拍が表示されるようになります。
録音ボタンを押してから4拍分の余裕があるので焦らず録音ができます。
また、最初に4拍分のカウントを聞くことでリズムキープにも繋がります。
メトロノームの音の種類
ここではメトロノームのクリック音が変更できます。
特にこの音がいいというよりは、聞こえやすさもあるので個人の好みで良いかと思います。
クリック、ウッドブロック、ハイハット、リムショット、の4つの音色から選べます。
表示のみを選択すると、音は鳴らずに画面上のメトロノームのマークだけが動きます。
メトロノームの音量
ここではメトロノームの音量を調節できます。
実際に録音をしてみて、メトロノームの音が聞こえにくいと思ったら音量を上げてみましょう。
録音中にイヤホンからメトロノームの音が漏れるなどの場合は逆に音量を下げた方がいいかもしれません。
テンポを決める
ここでは曲のテンポを決めていきます。
設定のメニューからテンポを選択します。
録る曲のテンポが決まっていればBPM(数字)を変更して設定しましょう。
もしもこれくらいのテンポなんだけどBPM(数字)がわからない…という場合はタップテンポを使います。
タップテンポのボタンを一定間隔でタップしていきます。
トン、トン、トン、トン…という感じで。
そうすると、今タップしていた速さを自動的に検出してくれてBPM(数字)が変更されます。
もしも曲のテンポがわからない場合はこちらを使いましょう。
拍子を決める
ここでは何分の何拍子かを設定します。
設定のメニューから拍子を選択します。
拍子がよくわからないという方は、拍子については後日別途記事を書きますのでそちらをご覧ください。
基本的には4/4が多いかと思います。こちらもしっかりと設定をしましょう。
曲のキーを決める
ここでは曲のキーを決めていきましょう。
設定のメニューからキーを選択します。
キーについてよくわからないという方は、後日別途記事を書きますのでそちらをご覧ください。
オリジナル曲であれば、お好きなキーを選択します。
既存曲のカバーなどは、その曲の最初のコードや最後のコードを調べます。大概の曲はそのコードがキーとなります。
Cコードから始まっていればCメジャーキー、Amコードから始まっていればAマイナーキーという感じです。
※必ずしもこのパターンに当てはまるわけではないのでご注意ください。
セクションを設定する
ここではセクションの長さを設定していきます。
曲の構成のようなものです。
曲を作るにあたって、例えば160小節の曲であれば160小節を作ればいいのですが、それではあとから管理に少し手間がかかってしまします。
一般的な曲はイントロ、Aメロ、Bメロ、サビ…というようにブロックごとに曲が構成されています。
イントロで1セクション、Aメロで1セクション…というようにブロックごとにセクションをわける、という作業をしてきます。
最終的には
・セクションA=イントロ
・セクションB=Aメロ
・セクションC=Bメロ
・セクションD=サビ
というような形をつくります。
それでは、そのセクションの設定方法について説明します。
セクションを増やす
まずはタイムラインの右上にある+ボタンをタップします。
初期状態ではセクションA(8小節)のみになっています。
セクションを増やすには追加ボタンを押します。
追加をタップしたことでセクションBが増えました。
この調子で必要な数だけセクションを作成しましょう。
各セクションの小節数を変更する
初期設定では1セクションは8小節になっています。
例えば16小節のイントロの曲であれば8小節⇒16小節に変更しないといけません。
変更したいセクションの i ボタンを押してセクションの長さを変更します。
自動をオンにすると、録音された長さに応じて勝手に小節が長くなっていきます。
ちょっと軽く録音だけ…という場合にはこちらをオンにして録音するのもありです。
しかし、曲の構成が決まっている場合は基本的に自動はオフにするのがおすすめです。
マニュアルの数字を変更してお好きな小節数に変更します。
特に構成がまだ決まっていない場合や、小節の数が分からないオケなどを使って録音をする場合などは自動にしておきましょう。
セクションの削除
セクションを作ったはいいけど、いらなくなってしまった、間違えてしまったという場合は削除することができます。
削除したいセクションを左にスワイプすると削除ボタンがでてきますのでタップしましょう。
これでセクションを削除することができました。
セクションの移動
このセクションよりこのセクションを先にしたい、という場合はセクション移動ができます。
ソングセクションの編集をタップしましょう。
右にある3本線マークを持って動かすことができます。
構成が変わった場合などはこの方法で入れ替えをしましょう。
まとめ
以上がGarageBandを始める前に設定しておくべき5つの項目でした。
どれも重要な設定となりますので、今後曲を作る・録音する前には設定をしてから始めましょう。
プロジェクトごとに設定が必要ですので、毎回この設定をしてから始めると後々とても楽になります。
あとから変更すると少しめんどくさいことになったりしますので、最初に設定をしっかりとすることをオススメします!
毎回行う作業になるかと思いますので、今回でバッチリ覚えてしまいましょう。
参考になったという方は、各種シェアよろしくお願いします!
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